ピン芸人BKBさんの小説「電話をしてるふり」を読んだ★挫折したときの事思い出した。

BKB ショートショート 小説 電話をしてるふり 芸人 作家 バイク川崎バイク  ★日常

※本ページはプロモーションが含まれています

何がきっかけで見つけたかは忘れてしまったんだけど
BKBことバイク川崎バイクさん
ショートショート小説集を出されているという事で
気になって\ポチ☟/ってしまった。

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【書籍】電話をしてるふり

私はもともと、活字が苦手で
実用書以外はあまり購入しないのですが…

あのパッと見チャラそうな芸人さんが
まさかの作家デビューしてるいうギャップにつられたのと、

ショートショートは中学の時にハマったから
手を出しやすかったのも、購入した理由。

50話の風変りなお話達

小説は、50話あります。

ショートショートって、少しひねくれてる印象。
こちらも、ちょっとした毒というか、クセがあります。

芸人さんならではの着眼点、変化球なオチがいくつもあり
ハマるお話がいくつもありました。

固定観念がガチガチにできちゃってる人には
オチが???となるお話もあるのですが

わかると面白い。みたいな。

私の好きなお話

読み返すと、「これも、あれも」と好きな話があるけど
とくに印象深かったお話。

一話目の花言葉

これは、しょっぱなホロリと泣きそうになった。
ちょっとひねくれたいい話の中で、
一番純粋な感じがする。

BKBに泣かされる日が来るとは。

ちょっと聞いてさっき死んだんだけどさ

これは、最後の話「ちょっと聞いてさっき生き返ったんだけどさ」の前日譚。

主人公の女性が死んでしまって、彼氏と女友達が何やら怪しい話を始める。
「私」は死んでるんだけど、まだ聴力は残ってて…。

読み手が、「私」と一緒に誤った解釈をするのだけど、
これは大体想像できるやつ。

でも、後半に続いているから
より印象的になってしまったという…

いつも悪いな

これもオチが皮肉。
だけど切ない。。

「さっき生き返った・・」を読むと、
「さっき死んだ」と話が少し繋がっていることに気づいて面白い。

管理人
管理人

ネタバレしてたらごめんね。

喫茶店で同級生2人が会話する。
しょーもない話をする人と、
それを聞いてあげている人

しょーもない話なのに、最後の一言で全部切なくなる。

「いつも悪いな」とポロっとこぼすのは
しょーもない話を聞いてあげている人の方。

さあ、それはどうしてでしょう?

私の名前は笹原香織です

世にも奇妙な物語にあってもいいような話。

これを読んで、「バタフライエフェクト」という映画を思い出した。

初恋の子を救おうと、過去に戻るたびに
どんどんその子は不幸になる・・・

彼女を救うために主人公がとったアンハッピーエンドな方法は?

この映画とは違うけど、
そういったタイムラグがあるSF的なお話。

電話をしてるふり

本のタイトルにもなったお話。

ナンパをかわすために、
電話してるふりをする主人公に起きる世にも奇妙な物語…。
この話のように、大切な人と少しでも繋がっていられたらいいな…って思う。

BKBさんも気に入っているようです。

これも「さっき生き返った」に少し出てくる。

あなたは3億円欲しいですか?

話の内容は軽い感じなんだけど、
「価値」についてちょっとドキッとする内容。

お金や時間や家族・友人、モノなど‥
それぞれに価値があって、人によって違った優先順位があって‥

最初読んだ時より、
読み返したときの方が少し考えてしまった。

カタチがあるものだけに価値があるわけじゃない。
改めてそう思ったよ。

歌が聴こえる

読んでいると、キューブって映画を思い出した。
実は怖い系ダメだから、予告しか見たことないけど。

閉じ込められて、
いたはずの人がいなくなる…

キューブとは全然違う、オチだった。
結末が分かると、「歌」のとらえ方も変わってくる。

またBKBさんに騙されてしまった(笑)

去年の緊急事態宣言中に書かれた本

タイミングというタイトルのお話の中に
「コロナ」の文字が。

思わず、発行された日を見ると2020年8月13日。

あとがきにもありましたが、
緊急事態宣言中、毎日noteに投稿していたお話のようです。
しかも、8時19分(バイク)にアップされるように🏍

(発行日は8月19日とはいかなかったようです。)

違う角度から、物事をとらえる

コロナ禍で、お家にいなくてはいけない。

観客ありきの舞台やコンサートが中止になる中、
舞台で人前に立つ芸人さんなら、
「どうしよう」と不安になってもおかしくないのに、
コツコツと毎日、自分の頭の引き出しから別のネタを引っ張り出してくる。

そんでもって、本できちゃった。

違う角度から、物事をとらえる
芸人さんならではの着眼点、変化球なオチ
まさに小説のような展開。

【おわりに】ニート時代を少し思い出した。

18歳で上京して、夢だったファッションデザイナーになれたけど
1年も経たずに辞めてしまった。。。

それからはファッションが怖くなってしまい、
逃げるように別の業種を選んで
「食べるため」「生きるため」にお金を稼いでいました。

やりたいことをやれていない自分に
いつも悲しみや苛立ちがありました。

好きな事、コツコツ続けていればよかったな・・
って思ったり
続けるために、好きな事と向き合う勇気もなかったな・・・
と思ったり。

でも、心のどこかでムズムズして
頭ではそれを押さえつけて・・

それで、心のバランスが崩れてしまった。

今の仕事も本当の「好き」ではないけど、
楽しく仕事させてもらっている。

毎日コツコツ、自分の本当の好きと向き合っていこうと思いました。

B…馬鹿みたいに
K…コツコツ頑張ってたら
B…ビックリする未来が待ってるかもよ!

今日もご覧くださり、ありがとうございました😊


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