旅行前に歯が取れる
明日、弾丸ツアーで京都へ行くのですが
先週末に、まさかの治療していた歯の詰め物が取れるという事件が起きました😫

長年、埋めては取れる…を繰り返している歯🦷
本来なら、ブリッジやインプラントをしなければならない絶望的な形状の歯なのですが
✖絶対抜きたくない
✖良い歯を削りたくない
✖顎の骨を傷つけたくない
そんな私と先生が、
無理やりコンポジットレジンで何年も持たせている歯です…
1日で治療が終わると人気の歯科なので、
直前では予約が取れず、そのまま京都行きです⛩😇
奥の歯なので、普通に話している分には人様に見える事はないのですが‥
ご飯が食べづらい(笑)
こんな私に朗報がありました。
▶コンポジットレジン修復/ワイエスデンタルクリニック
※この歯科に行っているわけではありません
第三の歯が生える薬
以前、『世界一受けたい授業SP』で、歯が生える薬の研究が紹介されました。
この薬は、歯ぐきに注射するだけで歯を再生でき、
従来の治療よりも短時間で施術が終わるという、まさに夢のような治療法です😮
放送回の概要
- 放送日:2025年3月1日(土)
- テーマ:不老長寿を可能にする最新医療
- 紹介内容:
- 30歳以上の約半数が永久歯の根元に「第3の歯の芽」が埋まっていた
- USAG-1というタンパク質がその成長を抑えていること
- USAG-1を抑制する薬(ヒト抗USAG-1抗体「TRG035」)を使えば、第3の歯が生える可能性がある
- 人間に近い歯の構造をしているフェレットでの実験では、約4か月で歯が再生
- 2030年ごろの実用化を目指して臨床試験が進行中

まずは先天性無歯症の治療
先天性無歯症とは‥生まれつき歯の本数が少ない、またはまったく生えてこない状態 です。
その方たちを対象に、治験が開始されているという事です。
将来的に、先天性無歯症だけでなく、虫歯・歯周病・外傷などで歯を失った人への治療も視野に入れており、「第3生歯(永久歯の次に生える新しい歯)」を生やす可能性も検討中ということで
私の歯にも希望の光が見えてきました😃✨
しかし、
2030年ごろの実用化を目指す
費用は150万円程度を想定している‥という事です。
それまで、歯科医とごまかしながら歯を直し続けるけど
2030年まで、先生が生きているかわからない😭せんせー絶対タヒなないでー
実験マウスのおかげで発見できた
この研究・開発は、京都大学 大学院医学研究科 口腔外科学分野で髙橋克准教授が行ってきた基礎研究の成果をもとに、
京都大学発ベンチャー企業である『トレジェムバイオファーマ株式会社』が主体となって進めています。
HPを確認すると、
2007年、通常よりも多くの歯が生えているモデルマウスを発見。
そのマウスは歯の成長を阻害するタンパク質「USAG-1」が欠損しており、歯胚が過剰に育っていた状態でした。
との記載があります。
2007年にこのマウスが発見されてから、基礎研究や臨床実験を重ね、
お薬が私たちの手に届くまでには、長い時間とたくさんの努力が必要です。
新しい発見があっても、それをどう活かすかを見つけるにはさらに時間がかかります。
2030年の実用化を目指すこの研究は、20年以上もの長い道のりを経て進められているのですね😣
治験は2024年から始まっている
2024年10月から2025年8月の予定で治験が始まっているようです。
治験は点滴での投与のようです。
▶テレ東BIZ/「歯生え薬」9月に治験開始(2024.05.03)
2024年の記事では9月~の予定でしたが、研究や実験には遅延がつきものです‥
また現在は、2025年11月24日なので治験が終わっていると思うのですが、
まだ研究結果などは探しても見つけることはできませんでした。

最終的に注射になりそう?
『世界一受けたい授業SP』では、歯茎への局所注射という表現がされていたのですが
将来的には局所投与により永久歯の次の「第3生歯」を再生させる治療法を計画しています。
と、治験にかかわっている北野病院のプレスリリースにも記載されています。
USAG-1は腎疾患にも関わりがある
2005~2006年の京都大学の実験でもUSAG-1に関する記事がありました。
この記事ではUSAG-1は、腎障害の進行を促す因子として働くと考えられています。
歯が526本あった男の子
以前、見つけた歯が526本あった男の子の記事。

この疾患については、USAG-1は関係がないようです。
USAG-1は遺伝子・分子レベルの制御因子
複合性集合歯牙腫は腫瘍性の構造異常
どちらも「歯の数や形に影響する」という点では共通するイメージはありますが、
直接的な因果関係は報告されていませんとの事。

歯にもいろんな病気があるんだね‥
不足と過剰の病
歯が生えない人もいれば、逆に過剰に生えてしまう人がいるように、
私たちの身体には “作る” と “抑える” のバランスが必要です。
骨の世界でも同じで、骨が過剰につくられてしまう病気がある一方で、
うまく骨を作れない病気もあります。
私の持病であるバセドウ病も、
甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されてしまう「過剰」の病気です。
逆に、橋本病のようにホルモンが足りなくなる病気もあります。
こうした例を見ても、
健康な体というのは 「作りすぎず、足りなさすぎず」、
調整機能がうまく働いている状態のことなんだと感じます。
余談:うさぎと歯
ちなみに、第三の歯の成長を抑えているUSAG-1は
「Uterine sensitization associated gene-1」の略という事です。

USAG-1を「ウサギ」で覚えている。

USAG1‥USAGI‥なるほどね。


うさぎには、不正咬合という歯が異常に伸び続けてしまう病気があります🦷🐰🥕
と、話がウサギにたどり着いたところで、おしまい。
本日もご覧くださり、ありがとうございました🐰🥕


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